ストレスをなくすな!不安・心配が与えてくれる3つの価値

合わない仕事や気を遣う人間関係などで、ストレスを溜め込んでいませんか?

一般的にストレスは、「悪者」「からだに毒」と言われています。しかし私は、「ストレスをなくそうとする発想こそが毒」だと伝えたいです。なぜならストレス0を目指せば、うつ病や死亡リスクも高まるからです。

反対に、ストレスを正しく理解すれば、あなたを苦しめているストレスを和らげるだけでなく、うつ病のリスク回避もできます。

そこで、心理歴16年目&副業カウンセラー養成スクール代表が、最新の健康心理学の研究結果をもとに「不安・心配が与えてくれる3つの価値」について、お伝えします。これを読むことで、誤ったストレスのイメージを払拭し、悩みの種も解消できますよ。

なぜストレスをなくすべきでないのか?

理不尽な要求をくりかえす上司や取引先。先の見えない未来。お金の不安。

誰もが抱えているストレス。ストレスで苦しいと、「なくそう」と思うことでしょう。しかし、ストレスをなくそうとするのは賢明ではありません

アメリカのカルフォルニア州パロアルトで1,000人以上の成人を対象に、「ストレス対処」における10年間の追跡研究の結果では次のように報告しています。

「『ストレスはできるだけ避ける』と答えた人は、10年間でのうつ病の発症率が高かった。
失業や離婚の確率も高かった。」

つまり、ストレスを回避することでよくない現実から目をそらすことは、現状の悪化や精神的な負担を高めるのです。

 

ストレスは「薬」にも「毒にもなる

研究結果だけを見ても、ストレスを直視できるのは強い人だけだ、と反論が出るかもしれません。もちろん、ストレスは「薬」にも「毒」にもなります

アメリカで3万人を対象にしたストレス調査では、こんなデータが示されています。

「強度なストレスがある場合は、死亡リスクが43%上昇した」
「死亡リスクが高まったのは、ストレスは健康に悪いと考えた人のみであった」
「健康に悪くないと答えた人は死亡リスクが低かった」

このことから、ストレスは毒にも薬にもなることがお判りでしょう。解釈1つで、結果が大きく異なるのです。

天秤で計る

また、ギャラップ世論調査では、121か国、12万5,000人を対象にストレス度の調査を行ったところ、次のことが明らかになりました。

「ストレス度指数が高い国ほど、平均寿命・GDP・国民の幸福度・人生の満足度が高い」

つらい経験をした人ほど、乗り越えて幸せを見出したり、生きがいを感じていたりするのがわかります。

 

私は中学生のときに保健室登校と出会い、学校復帰のサポートをしたことがあります。けれども、よりよく思わないクラスメートからは偽善者と罵られ、仲間外れや悪口など私へのいじめもヒートアップ。しんどかった時期を過ごしたこともあります。

けれど2年ほどのサポートの甲斐もあって、その子も一部授業に復帰。卒業の時に深く感謝されたことをきっかけに、「困っている人の相談に乗り、望む人生のサポートがしたい」と、カウンセラーの夢が見つかりました。

当時はつらかったです。しかしクラスメートの態度は反面教師となり、傷ついた経験があるからこそ親身に寄り添え、天職にも巡り合えました

その意味で、強いストレスに向き合い、乗り越えるからこその収穫もあると、実体験からも言えます。

ハート

ストレスが与える3つの価値

不安や心配、恐怖や悩みなどのストレス。一体どのような価値を与えるのでしょうか。実は3つの価値を与えてくれます。

1.ストレスホルモンが心身の回復を助ける

1つ目は「ストレスホルモンが心身の回復を助ける効果」です。くよくよ悩んだり、悶々と心配したりする行動は、健全な回復を促してくれます。

スタンフォード大学で心理学博士号をもつケリー・マクゴニガルの著書では、次のように説明されています。

「ストレスホルモンであるコルチゾールは自律神経のバランスを整え、正常に分泌されると心身の回復を助けてくれる。大変な出来事を経験するとからだと脳は学習をし、ストレス免疫が構築される(要約)」
引用元:スタンフォードのストレスを力に変える教科書

従来では、ストレスホルモンであるコルチゾールは悪者扱いが多い印象があります。しかし正常に分泌されると「免疫」をつけて、心も体も強くなるのです。

 

ケリー・マクゴニガル氏は研究結果を相談者にフィードバックした結果、「ストレスへの解釈も変化し、病気やうつ症状の改善などのプラスの結果も出た」と記しています。

強い不安や恐怖はしんどいですが、今後の困難にうまく対処する力を培ってくれていると知ることでストレス反応である腹痛や頭痛、強い恐怖心なども和らいでいくのです。このことからも「ストレスをどう捉えるか」が大事であるかを物語っていますよね^^

プレゼント

2.人間関係をより良くする(つながり・結びつきが強まる)

2つ目は「人間関係をより良くする効果」です。

横暴な扱いを受けたり、理不尽な扱いを受けたときに、あなたは一人でその物事を抱えますか?きっとパートナーやご家族など、ごく親しい人に打ち明けたり、相談したりするのではないでしょうか。

  • 相談をする
  • 愚痴を聞いてもらう
  • 助けを求める
  • 分かち合うためにハグをする
  • 慰めてもらう など

つらい出来事を持ち続けないために、愚痴や悩み相談などのアクションを起こす方も多いでしょう。

会話

つらい経験(ストレス)自体はイヤだと感じるかもしれません。しかし、その出来事がなかったら、誰かに話を聞いてもらったり、助けてもらったりする機会はあったのでしょうか?

カウンセラーの仕事をすると、当初はカウンセラーにのみ相談していたクライエントが、元気になる過程でご家族に悩みを打ち明けたり、上司や上長に救いの手を求めたり、行動をすることも少なくありません。

結果的に、職場内のネットワークやつながりが強まり、助けてくれる人や環境が増すこともしばしばです。そうして、結びつきを強め、根本的な解決にも通じていきます。

ストレスを受けることで、周囲の物事や感情を共有化し、親密性が増します。これは社会的なネットワークやサポート体制を強めるためです。

3.成長を促し、悩み解決をもたらす(ストレス免疫の獲得)

3つ目は「成長を促し、悩み解決をもたらすこと」です。

強いストレスを感じると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になることもあります。したがって、従来は「ストレス=悪」と扱われてきた歴史もあります。

しかしながら、最近の研究では、ストレスによって人は成長できる「PTG(心的外傷後成長)」が認められています。

女性 笑顔

私も小学生、中学生時代にいじめを受けて、深く悩んで経験があります。当時は疑心暗鬼で、だれを信じていいのか、わからないくらいでした。

けれども人間関係に苦悩しつつも向き合うことで、「どう振舞うことで人の輪に入れるのか」「傷ついた心を回復させるすべ」などを少しずつ学習。高校生に上がるころには、いじめはぱたりとなくなりました。

また、いじめられた経験があるからこそ、くよくよ悩む人を否定することなく寄り添える人になれました。人の支援を通じて、カウンセラーという仕事にも出会えたのは、ストレスからの学習、成長によるものです。

ストレスを味方につける「3ステップ」の考え方

では、ストレスを味方につけるために、具体的にどのように考えたらいいのでしょうか。

3ステップでお伝えします。

1.ストレスを「自覚」する

1つ目は「自覚すること」です。

頭

つらいことは、反射的に避けたくなるかもしれません。あるいは「あいつのせいだから、仕方ない」と責任転嫁し、物事から目をそらしてしまう人もいるでしょう。

ストレスと直視するのはしんどく、現実逃避する気持ちもわかります。

しかし、不安や心配などの感情を和らげるためにも、物事を好転させるためにも、ストレス・悩みを「自覚」しましょう。それがファースト・ステップです。

 

2.感情・事実を「受け入れる」

2つ目が「受け入れること」です。

受け入れることは、否定せずに事実と向き合うことです。理不尽な扱いがあったときに「あいつのせいだ」というのではなく、「そんな扱いをされて傷ついた」と、主語を自分にして受け止めましょう。

つらい、苦しい、と感じてもいいのです。

私の場合、セクハラ、パワハラ、モラハラ、学生時代のいじめ、職場いじめなどもすべて経験済みですが、出勤時に自分の席がなくなっていたときには絶望したものです。

そんな時には、虚しさ、悲しさを感じて構いません。つらいと感じるのは弱さではなく、改善や解決への1つのステップなのですから。

 

3.解釈を変える

3つ目が「解釈を変えること」です。

これまでの「ストレスは悪」「ストレスは避けるべきもの」などの誤った常識を捨てましょう。ストレスによって、自己成長を促したり、周囲の人との結びつきを強めることもできます。まずは知識として入れましょう。

不安が出るのは、それだけ目の前のことと向き合えている証拠。今後、困難を乗り越える際に役立ってくれます。

もし心のどこかで、強い引っ掛かりがある場合には、「心の傷」を十分に受け入れていないのかもしれません。つらさを無視して「これは成長のチャンス」とぼやくのは、よくありません。

知識を増えることで、「自分の考え方が悪い」と責めることなく、前向きに捉えなおすきっかけになるでしょう。結果、ストレス(刺激)を味方につけ、人生好転に役立てられます。

まとめ

いかがでしょうか。このブログでは、

  • なぜストレスをなくすべきでないのか?
  • ストレスが与える3つの価値
  • ストレスを味方につける「3ステップ」の考え方

について、お伝えしました。

合わない仕事やもやっとする人間関係などがあるなら、ムリにポジティブに振舞う必要はありません。3ステップでも説明しましたが、「つらい」「しんどい」と感じていいのです。

私もいじめやパワハラの渦中は傷つき、塞がりかけたこともあります。まずは自身の悩みを自覚し、すべての感情を受け入れてあげてください

あなたの気持ちにゆとりが出てきたら、ストレスのプラス面に目を向けましょう。あなたの傷が癒え、「誰かの役に立ちたい」「困っている人の手助けをしたい」と思えるようになったら、今度はあなたがサポートする番です。

正しい心理学の基礎知識とスキルを習得することで、相談者のサポートが可能になります。

さらに支援者の気持ちが整うことで、安定的なサポートが実現します。

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心理カウンセラー田倉さとみ

心理カウンセラー田倉さとみ

エイド・カウンセラー協会 代表

いじめをきっかけにカウンセラーを目指すも、求人のなさ・集客に悩む。高額の経営塾等でビジネスを学ぶことで20代でひとり立ち。
しかし1馬力の限度も感じ、エイド・カウンセラー・スクールを開設。
ミッションはエイド・カウンセラー(仲間)を1,000人以上が増やすことを通じて、うつ病・自殺者が1,000人未満に減少させること。
心理歴15年、セミナー講師登壇120回以上、550名以上の臨床経験をもつ。
主なメディア出演はTBSテレビ、かわさきFMラジオ出演。著書「こころの予防医学」出版。

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