スクールカウンセラーは資格なしでなれる?知られていない“抜け道”

スクールカウンセラーになりたいけれど、資格はないからどうしようと困っていませんか?確かに臨床心理士がないと応募できません。けれど、この記事を読むことで「資格なしで心理職になる」抜け道を知ることができます。

私も臨床心理士や公認心理師の資格は持っていません。しかし2012年にカウンセラーになり、20代で起業。600名以上の相談実績・30本以上のメディア出演を経て、「未経験・資格なしで副業カウンセラーになるスクール」を運営しています。

私の場合、正規ルート以外を知るのに5年以上の時間と労力、情報収集や勉強等に数百万円がかかりました。時間を無駄にしてほしくないからこそ、このブログに来た方にはこっそり公開します。

たった10分読むだけで、スクールカウンセラーの夢を叶えるための行動がわかりますよ。

スクールカウンセラー(SC)の仕事内容

あなたはスクールカウンセラーの仕事の内容をご存じですか?実は、スクールカウンセラーの仕事は、カウンセリングを含め、5つあります。

スクールカウンセラーになりたいのなら、まずは正確に仕事内容を知ることから始めたほうがいいです。
仕事内容を知らずについてしまい、「こんなはずじゃなかった」と言っても後の祭りだからです。

そこで、文部科学省の情報をもとに、仕事内容を解説します。

 

1. 小・中学校、高校でのカウンセリング

小学校や中学校、高校で、児童や生徒のさまざまな相談に乗ることです。

加えて、保護者や教員などのカウンセリングも行います。

心理カウンセリング

 

2.コンサルテーション(アドバイス)

具体的なアドバイスをすることです。

不登校や虐待、非行やいじめなどの悩みに対し、傾聴するだけでなく、具体的なアドバイスが求められることもあります。
相談者が明確にアドバイスを欲しているときには、心の専門家としてコンサルテーションを行います。

例:子供の不登校を解決したいが、どう接したらいいか?
震災後に児童が不安定だ。教員としてどうすべきか? など

 

3.カンファレンス(協議をすること)

特定のテーマについて、教師や養護教諭などの関係者が集まり、話し合うことです。ときに医師や保健師、裁判所調査官などが同席することもあります。

スクールカウンセラーは守秘義務を理解したうえで、一参加者として、的確な専門的意見を主張することが求められます

 

4.研修・講演

教員や保護者などを対象に、スクールカウンセラーは児童心理や臨床心理学などの専門知識をわかりやすくかみ砕いて、研修や講話などを行います。

例:ADHDや自閉症の子どもへの適切な指導方法
思春期の子どもへの適切なかかわりかた など

講師

5.アセスメント(心理検査)

科学的な根拠のある心理学の試験を活用して、精神状態や発達障害の度合いを調べることです。

心理学的な検査の実施方法、正しい解釈、見立て、適切に伝える力などがいります。

例:ロールシャッハ検査(描画法)、バウムテスト(投影法)、YG性格検査(質問紙法)など

 

スクールカウンセラーに役立つ資格と取得方法

続いて、正規ルートでスクールカウンセラーを目指す場合の役立つ資格と取得方法についてお伝えします。

臨床心理士

心理学の中でもっともポピュラーな民間資格です。大学・大学院卒業して、試験合格することで、取得することが可能です。一般的に6年間学び、600万円程度の学費がかかります。

 

公認心理師

2018年にできた心理学で唯一の国家資格です。おもに臨床心理士と同じく6年間心理学を学び、試験に合格することで取得ができます。

 

精神科医

医科大学で6年間学び、試験に合格することで医師免許が取れます。2年の研修医を経て、精神科医になることができます。最低8年間かかります。国家資格です。

本

スクールカウンセラーの収入・雇用形態

では、スクールカウンセラーの収入についてみていきましょう。

正社員はほぼ0!非常勤、週1だけも多い

基本的に、求人で募集があるのは非常勤勤務です。週1回もしくは週2回だけの契約内容が多く、スクールカウンセラーの1本で生計が成り立つケースはほぼ皆無です。

 

収入は時給制、掛け持ち必須

収入は時給です。時給3,000~5,000円と、ほかの仕事と比べると高額といえます。しかし、週1回だけ、フルタイム勤務でないことも多いため、1本で食べていくのは厳しいでしょう。

例:時給3,000円×6時間×週1回×月4回=7,2万円

カウンセラーの収入や裏事情など、もっと詳しく知りたい方は下記ブログをご覧ください。

 

資格なしでスクールカウンセラーになる方法

前置きが長くなりましたが、資格なしでスクールカウンセラーになる方法は、残念ながらありません。
なぜなら、臨床心理士等を取得して、ようやく応募ができる仕事だからです。

しかし、子ども対象のカウンセリングがしたいなら、別ルートで仕事が可能です。
その抜け道をこれから紹介します。

子ども対象のカウンセリングは可能

まず、求人を目当てにするなら、臨床心理士や公認心理師がない時点で申し込みができず、就職は厳しいです。

ところで、あなたはなぜスクールカウンセラーになりたいのでしょうか?
学生時代に、スクールカウンセラーに相談して救われた経験から、同じように困っている10代の力になりたいのでしょうか?
それとも、子どもが好きだから児童生徒の相談役をしたいのでしょうか?

はてな

あなたの目的が「児童や生徒の力になりたい」「学生の相談に乗りたい」であれば、資格なしで「子ども対象のカウンセラー」になることは可能です。

なぜならカウンセラーは、名称独占ではないため、だれもが名乗ることができます。希望する人がカウンセラーとして仕事をすること自体は実現可能です。

 

必要となる心理学・傾聴スキルの習得を

誰もがカウンセラーになることはできますが、独学やまったく心理学を知らずに働くのはハイリスクです。

なぜなら深く悩んでいる人に、うかつなアドバイスをすることで「どうせ自分はダメなんだ」と自殺行為に及ぶリスクすらあるからです。

涙

特に児童・生徒は家庭と学校以外に居場所を持っていません。どこかに逃げたいと思っても逃げ場を思いつかないことの方が多いでしょう。人生経験も浅いので、別の解決手段を知らないことも少なくありません。

カウンセラーが相談者を脅かすことなく、しっかりと相談者の力になるためにも「心理学」の基礎知識をつけ、寄り添って聴く傾聴スキルを習得する必要があります。

独学では知識が偏るため、おすすめしません。適切に学べる場所は「通信講座」「心理系スクール」「大学」です。それぞれの特徴について、解説します。

 

学べる場所1 通信講座

メリットは、在宅で学べることです。期間も短く、仕事をしながらも両立しやすいのがウリです。価格も10万未満が多く、安価で学べる特徴があります。

デメリットは知識がついても、スキルが不足しがちなことです。「できる」レベルに到達できないことも多いのです。

なぜなら通信講座では、対面学習がないことが多く、ロープレなどで経験値を積むことができないからです。頭でわかるのと、実際にできるのは天と地ほどの差があります。

私は大学で心理学を学びましたが、カウンセリングのロープレはありませんでした。卒業後にカウンセリングの仕事をし始めたときには、思ったようにできずに、相談者に申し訳なかったです。

その後、心理系スクールに通い、ようやく「できる」になりました。わかったつもりでやって迷惑をかけても時すでに遅し。カウンセラーの仕事をする前に、スキルをつけられるところを選びましょう。

 

学べる場所2 心理系スクール

メリットは、知識とスキルの両方が学べることが多いことです。デメリットは、スクールによって、カリキュラム、習得内容、実技の有無、価格が大きく異なることです。

したがって、しっかりリサーチをして学ばないと「学びたいことが全然学べない」「ロープレはなくて経験が積めない」などと後悔する羽目になります。

特に安価なスクールだと実技がなくて、卒業後に知識だけ増えて役立たないこともあります。私も1Day勉強会に行ったときは「安価でラッキー」と思ったものの、調べればわかる程度の浅い内容しか学べずにがっかりしたことがあります。

十分に調べ、確認をすることが肝心です。

インターネット

学べる場所3 大学

大学のメリットは、体系立ててしっかりと心理学の基礎を幅広く学べる点です。

未成年(小学生~大学生まで)にカウンセリングにしたいのなら、心理学の中でも「児童心理学」「生涯発達心理学」「臨床心理学」は必要になります。大学であれば、広く心理学を学ぶため、子どもに適した心理学の知識を吸収できます。

デメリットは4年間と時間がかかり、さらに400~500万円程度と高額な費用が掛かることです。

あなたは400万円、4年間かけて必要な知識を吸収したいですか?それとも、対象者の年齢を変えて、100万円未満、数か月で知識とスキルをつけたいですか?

自分に問いかけてみましょう。あなたの目的と天秤にかけて、「何」を「どこ」で学ぶのかを決めましょう。

ビジネスを学んで集客して働く道

仕事をしたいのなら、もう1つ忘れてはいけないのが「どうやって仕事にありつくのか」です。結論から言うと、「ビジネスで集客」が必須です。

ビジネスと聞くと難しそうに感じるかもしれませんね。私も営業やビジネスの経験が0で、はじめてビジネスをし始めたのは「カウンセラーになるにはそれしか道がない」と達観し、腹を決めてからになります。

就職、転職がほぼ確率0で諦めたくないなら、集客のしかたを学ぶことが肝心です。ビジネスの知識、スキルを習得することで、必要としている人にあなたの存在を知ってもらい、カウンセリングに来てもらうことができます。

スマホ

大学・大学院を経て、スクールカウンセラーになるまでに、600万円・6年間かかります。

しかし、心理系スクールとビジネススクール(経営塾など)を経て双方の知識とスキルを経ることで、100万円未満・1年以下の期間で、カウンセラーになることができるのです。

これがあまり知られていない“抜け道”です。

秘密

 

なぜ心理学だけでなくビジネスも必要なのか?

多くの人が心理学だけを勉強します。けれど、相談者に来てもらうことができなければスキルを磨くことができません。いくらロープレをしても、現場での経験値に勝るものはないからです。

だから、私はビジネスの知識とスキルをつけることを強くおすすめしています。

私はそのことに気づくまでに時間がかかり、時間も労力も費用も無駄が多かったです。心理カウンセラーに合う経営塾に出会うまでは「学んでもこの業界には活かせないビジネススキル」があまりにも多かったからです。

カウンセリングはとてもデリケートなサービス。選ぶスクールを間違えば、ごり押し営業で人に嫌われたり、業界的に生かせずにお金を無駄にしたりなど、残念な結果になります。

女性

カウンセラーとして仕事をして役立ちたいなら、2つの外せないポイントがあります。

1つは「心理学の業界について詳しい講師であること」です。扱うサービスが違えば、当然販売手法も変わるためです。同業種から学ぶといいですね。

もう1つは、自身が起業して集客した実績のある人です。机上の空論で教えられても、スキルはつかないからです。

心理学のスクール同様に、ビジネスもスクール選びには十分に注意しましょう。

ビジネススクールの選び方は、「副業・起業したい人必見!ビジネススキルを勉強できる3つの場所」にて、解説しています。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、スクールカウンセラーになりたい人に向けて、

  • スクールカウンセラー(SC)の仕事内容
  • スクールカウンセラーに役立つ資格と取得方法
  • スクールカウンセラーの収入・雇用形態
  • 資格なしでスクールカウンセラーになる方法
  • まとめ

についてお伝えしました。

正規ルートだと大学・大学院で6年間学んで、高倍率をかいくぐる狭き門です。けれど、視点を変えることで、1年もかからずに子ども向けのカウンセラーとして仕事が可能になります。

ビジネスと心理学それぞれを、最適なスクールで選ぶことで、仕事がないと嘆くことなく働けます。まずは、最初の第1歩として、学ぶ目的と対象者を明確にして、最適なスクール探しを始めましょう。

当スクールでは、ビジネスと心理学を同時に学び、最短3週間で副業カウンセラーになる講座も実施しています。効率的に学びたい方は、カリキュラムや相性、価格等を確認しに体験セミナーを受けるのもおすすめです。

最低限の基準2つを満たしたところで学び、夢実現へと近づけていきましょう。あなたの夢が理想の形で叶えられますことをお祈りしています。

【参考ブログ一覧】


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心理カウンセラー田倉さとみ

心理カウンセラー田倉さとみ

エイド・カウンセラー協会 代表

いじめをきっかけにカウンセラーを目指すも、求人のなさ・集客に悩む。高額の経営塾等でビジネスを学ぶことで20代でひとり立ち。
しかし1馬力の限度も感じ、エイド・カウンセラー・スクールを開設。
ミッションはエイド・カウンセラー(仲間)を1,000人以上が増やすことを通じて、うつ病・自殺者が1,000人未満に減少させること。
心理歴15年、セミナー講師登壇120回以上、550名以上の臨床経験をもつ。
主なメディア出演はTBSテレビ、かわさきFMラジオ出演。著書「こころの予防医学」出版。

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