カウンセラーに多い5つの起業失敗パターンと軌道に乗せる方法

カウンセラーで脱サラ起業したいけど「失敗したくない」「早めに軌道に乗せるにはどうしたらいいのか」と悩んでいませんか?このブログでは副業・起業初心者が「やってしまいがちな失敗パターン」と対処法をご紹介します。

私も副業カウンセラー当初は失敗パターンにハマり、集客や問い合わせが0で悩んだ経験があります。けれど現在は起業7年目を迎え、700名以上の相談者がお越しになり、心理本の出版、TBSテレビ等のメディア出演、カウンセラー養成スクールも運営できています。

このブログ内では、私の経験やスクール生に多い躓きポイントを実例として、お伝え。集客できない、問い合わせが来ない原因を知り、望む起業カウンセラーライフを実現させましょう

原因1.心理学の勉強ばかりしている

カウンセラー起業で失敗する原因の1つ目は「心理学の勉強ばかりしている」ことです。

一見、心理学の勉強は起業への近道に見えるかもしれません。しかし、心理学の勉強ばかりをしている人は、ある点を見落としています。

集客力や文章力がないと「あなたのもとにたどり着いてもらえない」点です。

不安な女性

専門家としての知識はもちろん必要です。けれど、同時にビジネススキルを身に付けて来てもらえないと、いつまでもお金にはなりません

また、学んでばかりで実務経験(相談実績)が0のままだと、机上の空論になってしまうこともあります。実際に相談に乗ることで、確かな傾聴力がつき、相談者に喜ばれながら仕事(お金)になるからです。

 

対処法①ビジネススキルも身に付ける

心理学の勉強ばかりで起業失敗することへの対処法1つ目は「ビジネススキルを身に付けること」です。

せっかくSNSやブログに投稿をしても、文章力がなければ投稿内容を見てくれないかもしれません。たとえクリックして開いてくれても、読みづらい文章ゆえに「もういいや」とすぐに引き返されれば、当然申し込みにはならないでしょう。

文章力はあったとしても、ビジネスの導線やしくみに関する知識がないと、せっかく投稿内容に興味を持ってくれたのに、申込にならない(失注)になることも少なくありません。このように申し込みをしてもらい、相談者の力になるためにはビジネススキルが不可欠です。

なおビジネススクールや経営塾(起業塾)に通うなら、包括的に学べるところがおすすめです。

私の場合、経営塾でリピート率ほぼ0から90%に上昇できました。けれど安定的に食べていくためには不足していた内容もあり、生活費を切り詰めて別の経営塾に通わざるをえませんでした。

懐に痛い経験をしたからこそ、当スクールでは包括的に7つのビジネススキルを教えています。未経験から知識をつけて、年内に起業した受講生もいます。

学べる内容に偏りがあると、複数の経営塾に通わなくてはならなくなります。あらかじめカリキュラムをチェックしておきましょう。

参考:副業・起業したい人必見!ビジネススキルを勉強できる3つの場所

チェック

 

対処法②経験値を積む

心理学の勉強ばかりで起業失敗することへの対処法2つ目は「経験値を積む」です。

新しい知識を吸収しても、実際にモニター等でカウンセリング経験を積まないと身につきません

たとえば、ピアノの弾き方の教科書を読むだけで、ピアノを上手に演奏できるようになりますか?実際にピアノで練習をしたり、先生から指導を受けたりすることで、「できる(習得)」に変わっていくことでしょう。

カウンセリングも同じです。学んだら、活用しましょう。

とはいっても、「どうやってモニターを集ったらいいかわからない」「モニターが集まらない」」という人もいるかもしれません。

そこで当スクールでは「未経験から実績を作るためのモニターの集い方」などもレクチャー。実際にビジネスも心理学も未経験にもかかわらず、受講3か月以内に月3名集客に成功したスクール生もいます。

 

原因2.アドバイスや指示が多い

カウンセラー起業で失敗する原因の2つ目は「アドバイスや指示が多い」ことです。

「早く改善してほしい」との気持ちから、ご自身が立ち直った経験談を教えたくなったり、役立つ内容を共有したくなるかもしれません。

けれども相談者は、悩みを抱えて精神的に不安定なことも少なくありません。それなのに、話を十分に聞いてもらえず、アドバイスや指示をされたらどんな気持ちになるでしょうか?

不満や反発につながり、ラポールが揺らぎます。興味を持ってきてくれても、単発で終わったり、中断になるかもしれません。いずれにせよ、起業を軌道に乗せるのは厳しいでしょう。

困りごと

1つ例を出します。

たとえば、あなたがダイエットしたいのに、ストレスで暴飲暴食するクセがあったとします。そのことを打ち明けて、「痩せたいなら、間食をやめたらどうですか?」「適量を心がけましょう」といわれたら、どんな気持ちになるでしょうか?

「この人はわかってくれない」と感じてこれ以上話すのをやめたり、「わかってるけど、できないんだよ!」と怒りがこみ上げたりするかもしれませんね。

「○○したら?」「○○がありますよ?」と助言はNGなのです。カウンセラーは「聴く」仕事であり、悩み解決の伴走者です。悩んでいる人に対して、寄り添い、ともに問題と向き合うことで、自ら問題解決できる力をつけられるようにサポートすることが仕事になります。

 

対処法①基本的な傾聴法をマスター

アドバイスや指示が多いことへの対処法1つ目は「基本的な傾聴法をマスター」することです。

適切なカウンセリングができるようになるためには、傾聴が必要な理由の落とし込みが不可欠です。すでに心理スクールに通っている人はご存じのことでしょう。

けれども、「なぜその聴き方をするのか」「その聴き方による効果は何か」を落とし込み、腹落ちをしないと「わかるけどできない」パターンに陥ります。再度、基本を見直してください。

もしまだ心理学を学んだことがないのなら、カウンセリングの基本的な傾聴法5つやカウンセリングマインドなどを学べるスクールで習得しましょう。知識不足やスキル不足でできない状況を「できる」に変えられます

なお、3種類の心理スクールや見落としてはいけないポイントは、下記で確認できますよ。

参考:カウンセラーになりたい人必見!心理学が勉強できる3つの場所

 

対処法②慌てずに落ち着いて話を聞く

アドバイスや指示が多いことへの対処法2つ目は「慌てずに落ち着いて話を聞く」ことです。

「早く良くなってほしい」「笑顔で帰ってほしい」との思いから、カウンセリングの展開を急いでしまい、アドバイスが多くなる人もいます。

けれども、先走ったことで本音を語れなくなったり、相談者自身が悩みと向き合う時間を奪うのは、果たして正解でしょうか?

きっと違いますよね。私は、すべての相談者が解決する力を持っていると信じ、かかわっています。結果、数回のカウンセリング後に、職場復帰や社会復帰を成し遂げたり、理想の職場環境を見いだせて自分らしく働けるようになったり、我慢ばかりの人間関係から脱却したりした人をたくさん見ていきました。

あなたも相談者自身に解決できる力があると信じ、どっしり構えてサポート役に徹してください。

 

原因3.ネガティブ感情を吸ってしまう

カウンセラー起業で失敗する原因の3つ目は「ネガティブ感情を吸ってしまう」ことです。

相談者の話を聞いているうちに、痛いほど状況や感情が理解でき、一緒になって落ち込んでしまうことはありませんか?

一時的な気持ちの落ち込みや疲労感ならばよいのですが、つねにネガティブ感情を吸ってしまうと「疲れて何もしたくない」「誰にも会いたくない」と、活動量が減ってしまうことにもなります。

活動量が低下すれば集客数も低下し、起業失敗へと通じますネガティブ感情を吸ってしまうと悩むのなら、早急に対処法を取り入れましょう。

 

対処法①疲れない聴き方をマスターする

ネガティブ感情を吸ってしまうことへの対処法1つ目は「疲れない聴き方をマスターする」ことです。

あなたは疲れない聴き方を知っていますか?ネガティブ感情を吸ってしまう人の多くは、単純に「疲れない聴き方を知らない」から、できないのです。

以前、疲れない聴き方マスターのセミナー講師をした際には「相談に乗るたびに疲れる」「一緒に暗い気持ちになってしまう」という参加者が集まりました。そこで、カウンセリングノウハウを提供したところ「聴く視点がわかった」「これなら疲れずに済みそう」との感想が寄せられました。

心理学を学んだことがない人でも、疲れない聴き方をマスターすることで疲れづらくなります。カウンセラーの在り方やマインドの理解を深め、同化して疲れることをなくしましょう。

パソコン

 

対処法②ストレスマネジメントをする

ネガティブ感情を吸ってしまうことへの対処法2つ目は「ストレスマネジメント」をすることです。

疲れない聴き方をマスターしても「ハラスメント」「虐待」「被災」などの相談内容が重い場合には、ネガティブ感情に引きずられる恐れもあります。

涙

しかし、ずるずる感情を引きずっては、次の相談者の話を冷静に聞くことはできません。すばやく気持ちをリセットする術として、ストレスマネジメントをしましょう。

・ストレスが表れる7つのパターン
・ストレスのメカニズム
・5分以内にできるストレス発散法 など

怒りや悲しみ、もやっと感や憂うつなどのネガティブ感情は、やり方を知っていれば対処できます。もしストレス対処への知識が不足しているなら、これから吸収してください。

当スクールでは、カウンセラーとして自身をコントロール(マネジメント)する力は重要だと考え、スクール生にストレスのメカニズムやマネジメントする術をレクチャーし、ストレス対処の教科書も提供しています。

なお、誤解されがちなストレスへの知見をつけたい方は、下記も参考にしてくださいね。

参考:ストレスをなくすな!不安・心配が与えてくれる3つの価値

 

原因4.やめたい一心で準備不足のまま起業

カウンセラー起業で失敗する原因の4つ目は「やめたい一心で準備不足のまま起業」することです。

厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、準備が9割という言葉もあるように、準備なしでは結果は出せません。

今の職場や会社員をやめたい一心でいきなり起業、資金も用意せずに思い付きで始める、相談に乗るのが得意だからと準備0で起業するなどは、やめましょう

実際に私の知人で「ブラック企業を辞めたい」「自由を謳歌できる起業家になる」との思いだけで退職した人がいます。その人は集客やマーケティングなどの勉強も全然していないため、売上が立たない日々。結局、その人は1年以内に廃業し、会社員に復帰しました。

副業・起業を含め10年以上過ごすと、こういう方が少なくありません。起業を成功させたいのなら、コツコツ準備することをおすすめします。

 

対処法①副業から始めて、実績がついて脱サラ起業する

やめたい一心で準備不足のまま起業への対処法1つ目は「副業から始めて、実績がついて脱サラ起業する」ことです。

脱サラ起業をすると、定期的な収入源(給料)がなくなります。会社員を辞めてでも食べられる水準あるいは見込みが立つ段階になってから起業したほうが、精神的によいでしょう。

私は27歳ごろに副業を経て起業。けれど、当時は生活費などを含めるとぎりぎりの生活。しかも会社員で天引きされていた「国民年金」「健康保険料」の支払いのことを忘れていたため、何度も肝が冷える経験を何度もし、そのたびに胃痛に悩まされました。

のちに学びを深めることで安定集客に変わりましたが、この経験から精神不安定にならないよう、最低でも月15万円は稼げる見込みが立ってから脱サラ起業をおすすめします。

お金

 

対処法②心理スクール代や起業塾代を確保する

やめたい一心で準備不足のまま起業への対処法2つ目は「心理スクール代や起業塾代を確保する」ことです。

車を運転したいなら「教習所」代がかかるように、カウンセラーになるには「心理スクール代」が、起業して生計を立てたいなら「起業塾や経営塾代」がそれぞれかかります。スクール代や塾代は、3か月30~100万円ほどが相場です。心理スクールと起業塾へ行くのなら、100万円ほど準備したほうがベター

なお、費用を浮かせたいとの思いから、独学や通信学習、安価なスクールを選ぶ人もいます。しかし、私はこの2つはおすすめしません。

なぜなら独学では必要な要素を包括的に学べず、5年、10年以上の月日がかかり、かえって生活費で資金ショートする恐れがあるでしょう。通信学習では知識はついたとしても、添削やロープレがないことも多く、スキルが身につかないことも多いです。

実際に当スクール生の中には、有名な通信スクールで心理系の資格を取得していた経験があるにもかかわらず、いざ実技をしてみると基本的な傾聴法ができていないことがしばしばあります。質問をしてみると、理論自体は理解をしているのです。まさに「わかるけれど、できない(身に付いてはいない)状態です。

当スクールでロープレや講師からのフィードバックをすることで、3か月以内に9割以上のスクール生が基本的な聴き方ができるようになります

安物買いの銭失いとならぬよう、コツコツとお金を貯めて必要経費を支払うことをおすすめします。費やす時間も踏まえて、選ぶとよいでしょう。

私は安定に食べていくために、1つの経営塾では知識等が足りず、複数のスクールに学びに行くこととなりました。資金がショートした苦い思い出があるので、1つのスクールで心理学+ビジネスをまとめて学べるコンセプトにしています。

詳しくはカリキュラム等でご確認ください。

参考:講座の流れとカリキュラム

秘書

原因5.未完了の分野を扱おうとする

カウンセラー起業で失敗する原因の5つ目は「未完了の分野を扱おうとする」ことです。

あなた自身が悩んできた経験から、困っている人に寄り添いたい思いはステキです。しかしその経験はご自身なりに「ケリ」がついていますか?

もし「ケリ」がついていない(昇華・統合できていない)のなら、その分野の相談に乗るのは大変危険です。なぜなら未完了の分野では感情移入しすぎることが多く、冷静に相談に乗れないからです。

たとえば、幼少期から父親が母親やあなたに暴力をふるう環境で育ち、「言いたいことが言えない」体質になったとします。「同じようにつらい人の力になりたい」と、DV被害者にカウンセリングを提供しました。

・ガラスの割れる音/モノが壊れる音
・怒鳴り声/罵声
・家族の悲鳴や鳴き声
・増えるあざ/怪我

などの話が出たときに、冷静に聞けるでしょうか?未消化の場合には、フラッシュバックして一緒にパニックや情緒不安定に陥ったり、自分事としてとらえてしまってアドバイスや依存を生んだりするリスクが上昇します。

さて、あなたがこの状態で、適切なカウンセリングが継続できますか?相談者はより良くなるでしょうか?

NOですよね。通ってもよくならない場合には、やはり中断が多くなります。カウンセラーの精神状態も不安定となり、安定的に活動がしづらく、起業失敗になりやすいでしょう。

 

対処法①完了したテーマを扱う

未完了の分野を扱おうとすることへの対処は「完了したテーマを扱う」ことです。

あなたの気持ちの上でケリがついていて、冷静に聴けるテーマを選びましょう。カウンセリングする上で、寄り添える内容や興味の持てるテーマを選ぶとなお良いです。

カラフル

実際にスクール生でも、すでに完了だと思っていてテーマを決めたものの、いざ相談に乗ってみるとフラッシュバックすると話した子がいました。このまま続けてもよくないため、個別コンサルティングで「興味が持てるテーマ+完了テーマ」を探り、スクール生も悩んだことのある別テーマに決定。次のコンサル時には「新しいテーマでは、フラッシュバックせずに聴ける」と笑顔で教えてくれましたよ。

もし心がざわつくようなら、未完了テーマの可能性を疑いましょう。その上で、別のテーマに変えるのをおすすめします

とはいえ、1人では同変更すればいいのかわからないかもしれません。スクールに通っている場合には、講師と相談して方向性を決めるのをおすすめします。広い視野で、導いてくれるでしょう。

 

カウンセラーの起業失敗パターンに対処し、悩める相談者の力になろう

このブログでは、カウンセラーの起業失敗パターンとして多い5つの原因を紹介し、

・心理学とビジネスを学ぶ
・副業からステップアップさせる
・未完了テーマを扱わない

などの対処法(解決策)もお伝えしました。

心理学を学ぶとなると通信制が便利だと思い、申し込む人が多いです。けれども安価なスクールでは、ロープレ指導や個別のビジネス指導などはついていないことも多々あります。

「疲れない聴き方をマスターしたい」「完了したテーマで、興味がもてない内容は?」などの場合には、講師から個別指導が受けられるスクールがベター

もちろん、当スクールも「すべてのスクール生が寄り添う技量をつけてほしい」との思いから、個別指導を必ずつけています。しかし、なかには必要な内容すら削ぎ落しているスクールもあるため、要チェックです。

あなたが起業カウンセラーとして学ぶべきことを知り、着実にマスターすることで、あなたを必要とする人に愛情ややさしさが届きますよ。

適切なスキルを持ったカウンセラーが増えることを通し、気軽に悩み相談できる社会となり、誰もが自分らしく生きられる社会になれたら、と私は願っています。

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心理カウンセラー田倉さとみ

心理カウンセラー田倉さとみ

エイド・カウンセラー協会 代表

いじめをきっかけにカウンセラーを目指すも、求人のなさ・集客に悩む。高額の経営塾等でビジネスを学ぶことで20代でひとり立ち。
しかし1馬力の限度も感じ、エイド・カウンセラー・スクールを開設。
ミッションはエイド・カウンセラー(仲間)を1,000人以上が増やすことを通じて、うつ病・自殺者が1,000人未満に減少させること。
心理歴15年、セミナー講師登壇120回以上、550名以上の臨床経験をもつ。
主なメディア出演はTBSテレビ、かわさきFMラジオ出演。著書「こころの予防医学」出版。

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