持病のせいで、フルタイムどころか通勤さえ厳しく、もやっとしていませんか。
「明日こそは出勤するぞ」と思っても、薬の効きが悪かったり、不安から症状が悪化したりと、意に反して働けず、泣きたい人もいるかもしれません。
私も子どものころから弱い臓器があり、会社員のころは薬を飲んでも症状が出てしまい、頭を抱えていました。けれど今は、持病と上手に付き合って、負担なく働けています。それは、「3つのポイント」を満たす働き方をしたから。
そこで、未経験・資格なしから目指せる「カウンセラー養成スクール」を運営している現役カウンセラーが、過去の経験を踏まえ「持病があっても働きたい人に向けて、ムリなく仕事する3つのポイント」をご紹介。持病を呪うのではなく、体に合った仕事のポイントを知って、ストレスフリーに働きましょう。
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1.自由に時間を決めて働けるスタイル
1つ目のポイントが「自己裁量で働ける」ことです。
持病があり、正社員でフルタイム勤務がきついときはありませんか。週5日、1日7~8時間というホワイトな労働環境も、持病がある人にとってはラクとは言えませんよね。
それなのに福利厚生や社会保障から、正社員や契約社員などの労働条件のいい会社ばかりを探していませんか?はたして、その会社は「あなた」にとって、働きやすいのでしょうか?
あるうつ病の相談者は、精神的に落ちているときには全く働けず、回復期は一般の方と同様にフルタイムで難なく働ける方もいました。
タイミングによって一切労働ができず、「こんな自分って何なの?」「ほんと、ダメ人間だ」って自分を責めてしまうのなら、接客業やオフィスワークなどの固定で働くお仕事は、精神的負担も大きいです。
それより、「フレックスタイムで1日〇時間働けばいい」会社の方が合います。ノマドワーカーやフリーランスのように、自己裁量で労働時間を調整できる方が、精神衛生もよいでしょう。
2.在宅で働けること
2つ目のポイントが「在宅で働けること」です。
生まれつき持病があったり、体が弱かったりすると、通勤で電車の乗れない人もいるでしょう。私も会社員のころは体臭や熱気がこもった電車内で症状が出てしまい、1時間以上の通勤は耐えられず、退職したこともありました。
そこで、おすすめしたいのが「在宅で働ける環境」のある仕事です。在宅ワークなら、通勤はありません。移動時間中に痛みや症状が出ないか、怯える心配はありません。
オフィスでは横になるには医務室まで行く必要があります。けれど自宅なら、痛いときにササっと横になれます。IBSや片頭痛、月経困難症など、横になるだけで症状が和ぐこともあるでしょう。
コロナウイルス感染症対策として、在宅ワークやテレワークを推奨している会社も多数あります。出勤のない会社を選ぶことで、負担を最小限にできます。
3.精神的な負担の少ない仕事
3つ目のポイントが「精神的な負担の少ない仕事」です。
・風通しのいい環境
・やることが明確に分かれている仕事
・イレギュラーが少ない定型業務
・柔軟に助け合える横の連携の取れた仕事
・自己裁量が大きい仕事 など
人によって、「メンタルに負担のかからない仕事」が何であるかは異なります。
ある相談者は、古風な日系企業で事務職ですが、「疲れる」とのことでした。カウンセリングで適性や興味を深堀したところ、じっとしているのが苦手で、好奇心旺盛と発覚!
方向転換して「ベンチャー企業で営業職に転職。水を得た魚のように、イキイキ働き始めました。
別の相談者はシステムエンジニアで開発の仕事でしたが、うつ症状や自律神経失調症の症状が出ていました。カウンセリングで「イレギュラー対応が苦手」「強い圧がしんどい」など、精神的に参った原因が見えてきて、上席に報告。
結果的に、その方にとってのストレスフルな現場を変えてもらえ、腹痛や不眠、憂うつさなどの症状は徐々に軽減していったそうです。
ある方にとっては良い現場も、あなたにとって良い現場とは限りません。持病の種類や性格によっても、相性があるからです。
「あなた」にとって、精神的に負担の少ない仕事はどんな仕事ですか?今一度、考えてみましょう。
なお、持病持ちとの両立を上手に図りたい人のために、9つのポイントを下記ブログでまとめていますよ。
■病気を抱えながら仕事をするには?両立に欠かせない9つのポイント
あてはまる仕事が見つからないときの対処法
3つのポイントに沿って探してみたけれど、あてはまる条件の会社が見つからない人もいるかもしれません。
正社員で仕事を選ぼうとすると、出勤日があったり、平日フルタイムが義務であったりすることが多いです。もしあてはまるものがないのなら、「副業」として、おうち仕事を始めるのをおすすめします。
なぜなら、副業で少しずつ収入を増やし、会社員と同程度の稼ぎになったなら、「会社員を辞める」選択肢もできるからです。
・生まれつきプレッシャーに弱く、会社員生活が合わない人
・三半規管が弱く、乗り物酔いで通勤がきつい人
・体調にムラがあり、フルタイム勤務できない人 など
会社員である以上は、雇用契約で交わした労働時間を満たさないと、周囲からのあたりがきつくなったり、雇用の更新ができなくなったりします。
けれど、フリーランスになれば、自分で働く時間も、働く場所も選ぶことができます。誰かの目を気にすることなく、体調を踏まえて自由に働けるのです。
私が会社員のころはストレスもあって生理痛がきつく、毎月のように欠勤。けれど翌日にコソコソ陰口や悪口を言われ、休みたい体調でも無理して出勤した日もありました。
会社員を辞めてからは、自分のペースでお仕事ができるので、具合が悪い日は思い切って休息。翌日に2日分の仕事をしてリカバリーしても、だれに文句も言われません。
カフェや自宅など、好きな場所で仕事できています。ストレスのかかる仕事はやらない選択ができることで、会社員以上に快適なライフスタイルです。
会社員が合わない方は、まずは副業からスタートさせ、食べていけるレベルまで稼げたら思い切って、脱サラ・起業するのも1つの選択肢です。
ただし、勢いでやめるのはタブー。各社にルールがあるように、起業・副業でうまくいくにもルール・セオリーを覚える必要があるためです。順を追って準備し、機が熟したら実行に移しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は持病があっても働きたい人に向けて、ムリなく仕事する3つのポイントとして、
- 自由に時間を決めて働けるスタイル
- 在宅で働けること
- 精神的な負担の少ない仕事
をお伝えしました。
また、「あてはまる仕事が見つからないときの対処法」として、週末に副業として在宅ワークをはじめていき、会社員程度の収入を得たタイミングで起業・脱サラでフリーランスになる方法もご紹介しました。
当スクールでは、未経験・資格なしから「心理学・ビジネス」を学んで、副業から相談に乗る方法をマスターします。
スクール生のなかには、持病によってフルタイム勤務が厳しいから在宅でできるオンラインカウンセリングを希望する人、うつ経験者だから体調の波も考慮して在宅でできるカウンセラーを目指す方もいます。
実際に、副業カウンセラーは雇われて働く形式ではないので、自分のスタイルで「週末だけまずはやってみる」「対面なし、オンラインだけで相談に乗る」と決めて働くことも可能。実際に週末だけ働くスクール生やオンラインワークを実践を選択した受講生も。
もし体調に波はあるけれど、相談業を副業として検討したい人は、自己裁量で相談に乗れるオンラインカウンセラーを目指すのもよいでしょう。オンラインセミナーで副業カウンセラーの体験セミナー&講座説明会で相性やニーズをお確かめくださいね。
さいごに、「持病のせいでこんな目に……」と嘆きたくなるかもしれません。けれど、労働環境や働き方を見直すことができたのなら、トラップに見えたギフトともいえるでしょう。
心理学は生きる知恵そのもの。病気も含め、あなたらしく働く方法があります。ぜひこの記事があなたの人生選択を広げる1つのきっかけとなりますように。
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