オンラインカウンセラーの仕事が見つからず、悩んでませんか?実は、臨床心理士・公認心理師の資格なしでも、オンラインカウンセラーになる「たった1つの方法」があるんです。
私も募集資格がなく、2012年当時は就職難の壁にぶつかりました。けれど片っ端からネット検索し、勉強会に参加し続けたことで、現在は600名のカウンセリング経験を持つカウンセラーとして開業。現在は起業6年目を迎え、相談業として働くことができています。
さらに、このブログではオンラインカウンセラ―として働く上で欠かせない「5つのツールとセキュリティ」もお伝えします。初めてのオンラインでもあたふたせずに、落ち着いて相談に乗ることができますよ。(なお、ゼロから目指すメールカウンセラー養成講座は、こちらをご覧ください)
目次
オンラインカウンセラ―とは?(定義・メリット・デメリットなど)
「まだ会社勤めだから顔バレをしたくない」「コロナ禍で怖いから、非対面で相談に乗りたい」などの気持ちから、オンラインカウンセラ―を目指す方も多いことでしょう。
ところで、オンラインカウンセラ―の定義や仕事内容はご存じでしょうか?仕事をするうえでも前提を抑えておくことは肝心です。そこで、ここでは、オンラインカウンセラ―の概要について、簡単にお伝えします。
オンラインカウンセラーの定義
広義では、対面ではなく、デジタルツールを使ってカウンセリングするカウンセラーの総称です。具体的には下記のものを含みます。
- 電話
- メール(専用サイト内のメッセージを含む)
- テレビ電話(ZOOM、Skype、MEETなど)
- SNSのチャット(line、Facebookメッセージなど)
狭義では、アプリを使ったテレビ電話(上記ZOOMやSkypeなど)だけを指すこともあります。
オンラインカウンセラーの仕事内容
上記のテレビ電話やSNSなどを用いて、非対面で相談に乗るのが仕事です。恋愛や仕事、親子関係や人間関係の悩みなど、多岐にわたります。
具体的な相談内容(カテゴリー、分類)は「カウンセラーは稼げる?副業の3つの始め方・初心者が陥る4つの罠」のブログの仕事内容にまとめています。
オンラインカウンセリングのメリット
電話やSNSチャット、メールなどのすべてに共通するメリットは、3つあります。
1.本名バレ・顔バレするリスクが低い
相談の乗るうえで、必ずしも本名で仕事をしなくても構いません。ビジネス・ネームで活動することも働き方によっては可能です。会社が副業禁止の場合でも始めやすいでしょう。
さらに、メールやSNSのチャット、電話の場合には顔出しをしなくても済みます。テレビ電話の場合には、基本的には顔を見て話しますが、心理療法やセラピーを用いたカウンセリングの場合には顔出しせずに相談に乗るケースもあります。
非対面形式なので、必ずしも顔出しをする必要性はないのです。
2.非対面のためコロナ感染のリスクはない
対面で相談に乗る場合には、マスクやフェイスシールドをしても、100%感染のリスクがないわけではありません。人によっては不安になることもあるでしょう。
しかし、オンラインでのカウンセリングは、非対面です。したがって、飛沫が飛んで感染するリスクは0です。
3.在宅で相談に乗ることができる
オンラインの場合には、カウンセリングルームで相談に乗るわけではありません。落ち着いて相談に乗れる場所であれば、相談に乗ることができるでしょう。
健康状態に不安のある方、育児中や介護中の方、本業が多忙な方にとって、在宅で活動できるので、とても働きやすいです。
オンラインカウンセリングのデメリット
メールやテレビ電話、SNSなどに共通するデメリットは、3つあります。
1.情報が正確に伝わらない
うまく言葉にできない相談者であっても、対面時には表情や言葉の間などの非言語情報によってニュアンスが伝わりやすいものです。
しかし、メールや電話では対面と比べると情報量が少なく、正確に相談内容を理解するのが難しいこともあります。読解力や理解力、それぞれのツールごとの特徴に合わせたスキルをつけることも求められます。
2.利用者が限定的
対面はほぼ万人が利用しやすい相談手法です。しかし、オンラインは利用できる人が限定的です。
シニア世代にとってはSNSでのチャットの文字が小さく、読みづらい・使いづらいと感じる場合もあります。またITに疎い人にとっては、ZOOMの設定がうまくいかずに、パニックや焦りを引き起こすケースもあるでしょう。
必ずしもすべての人が快適に伝えるとは限りません。相談者の希望や能力に合わせて、柔軟にツールを変えることが必要になります。
3.本音がわかりづらい
対面時よりも非対面の方が話しやすいという人もいる一方で、「文字が記録として残ってしまう」ことを恐れ、本音を書くのをためらう相談者もいます。また情報量が対面時よりは少なくなるため、本音がわかりづらい特徴もあります。
ここではオンラインを用いたカウンセリングに共通するメリット・デメリットを紹介しました。しかし各ツールごとに特徴があり、仕事内容やメリット・デメリットも異なります。
オンラインカウンセリングをしたい方は特徴を抑えるためにも、「副業で相談に乗るには?在宅できる5つのカウンセリング方法」を一読くださいね。なお、各手法をわかりやすく説明するために、上記ブログでは狭義で説明しています。ご了承ください。
資格なしでオンラインカウンセラ―になる!たった1つの方法
求人にある募集要項を見ても、ほとんどの場合は臨床心理士か公認心理師を求められます。それらの資格がない時点で、応募すらできないのが現状です。
それでは、上記の資格がない人は、どうやって仕事をしたらいいのでしょうか?実は、1つだけ方法があります。オンラインカウンセラ―募集に際して、取り巻く環境を抑えたうえで、お伝えしていきます。
オンラインカウンセラーに特化した資格はない
調べてみると、オンラインカウンセラ―に特化した認定講座や養成講座はありませんでした。かろうじて見つかった講座も、医師や社会保険福祉士、臨床心理士や公認心理師、産業カウンセラーやキャリアカウンセラーなどの資格を求めてくるケースがほとんどです。
つまり、まったく心理学や傾聴トレーニングなどを学んでいない人が取れるオンラインカウンセラ―の資格は、ほぼ0だということです。
資格なしで応募できる求人はまったく別の仕事!?
求人をくまなく探すと、資格なしでもカウンセラーになれると謳っているものもあります。しかし詳細を開くと、結構相談所のカウンセラー(別称:営業職)や塾のカウンセラー(別称:塾講師)など、「これじゃない!!」と探している人が叫びたくなるような案件ばかりです。
その辺りは「無資格で応募できるカウンセラーとは」により詳細を記載しています。
求人に頼らずに自ら集客する
求人で資格なし&未経験で応募できる仕事では、求めているような仕事内容がありません。副業として「自ら集客すること」が、カウンセラーとして心理的な相談に乗る近道なのです。
求人に頼らずに集客する方法としては、次の方法があります。
- クラウドソーシング
- 友人や知人から紹介してもらう
- SNS・ブログを活用して集客する
詳しいやり方については、「カウンセラーは稼げる?副業の3つの始め方・初心者が陥る4つの罠」にて説明しています。心理カウンセラーとして働く気持ちを実現したい人はぜひご覧ください。
働く上で絶対に揃えておきたい。5つのツールとセキュリティ
いざ、集客ができたとしても油断禁物。相談に乗るとDVや病気、親子関係や職場などの非常にセンシティブな個人情報を聴くことになります。何も準備せずに相談に乗り、万が一にも個人情報を流出させてしまったら、訴えられる恐れもあります。いわゆる訴訟問題です。
人の役に立ちたいという優しい気持ちでカウンセラーを目指している方が、知らないがために事件に巻き込まれるのは避けたいところ。そこで知っておいてほしいセキュリティとツールをここで紹介します。
1.セキュリティ・ソフト
1つ目は「セキュリティ・ソフト」です。セキュリティ・ソフトとは、パソコンやスマートフォンに入っている情報が、コンピューターウイルスや不正アクセスなどの危険から守ってくれるソフトウェアのことです。アンチウイルスソフトとも言います。
オンラインでカウンセリングをすると、事前に氏名や電話番号などの個人情報をいただくことになります。しかし、なにも対策していないと悪意を持った人が個人情報を取ろうと攻撃するリスクがあるのです。
事前にパソコン・スマホの両方に入れておきましょう。私も個人情報の流出防止のために必ず入れています。
具体的なソフト名としては、このようなものです。
- ウイルスバスター
- ノートン360セキュリティソフト
- マカフィーアンチウイルス など
目安が3年3~5台分利用可能で、1~1.5万円程度です。月額換算はわずか300~400円ほど、低コストで使用できます。なお、私はウイルスバスターを使用しています。
2.有料の申込フォーム
2つ目は「有料版の申込フォーム」です。個人情報をしっかり守ることはサービス提供者として大事なことです。カウンセリングの予約を受け付ける際には、申込フォームを活用しましょう。
無料版もありますが、有料版をおすすめします。なぜなら有料版の方がメリットが多いからです。
- 申込者数の上限なし
- データが無期限で保管される
- データをまとめてダウンロード可能
- 複数の申込フォームが用意できる
私も最初は無料版を使ってきましたが、申込フォームが1つだけしか使用できかったり、一定期間をすぎると相談者の情報が勝手に消去されたりなど、不便さが生じ、今は有料版を使っています。
有料版も月額3,000円程度です。そこまでかからないので、使用を推奨します。なお、私はアスメルを使用しています。
イヤホンとマイク
3つ目は「イヤホンとマイク」です。オンラインカウンセラ―としてテレビ電話(ZOOMやSkypeなど)で相談に乗る際に、あった方が便利なルールです。おすすめする理由としては次のとおりです。
- 騒音やノイズの防止
- 相談者の声が聴きとりやすい
- 自分の声を届けやすい
- 相談内容が外部に漏れない
- 集中してカウンセリングできる
- 落ち着いた環境を作れる
子どもの声やペットの鳴き声、車やバイクの音などが聞こえてくると、注意がそがれてしまうことがあります。カウンセリングはデリケートな話も出てくるので、同居家族であっても聞こえないように配慮しましょう。
私もカウンセリング中にはイヤホンとマイクを使用しています。価格としてはイヤホン付きマイクも1,000円前後で購入できます。初期費用として購入しておくとよいでしょう。
4.独自ドメインのメールアドレス
4つ目は「独自ドメインのメールアドレス」です。独自ドメインのメールアドレスとは@以降も自分で決められるアドレスのことです。
メールカウンセリングを中心にしたい方は必須です。そうでない方もあると便利です。独自ドメインを取得するメリットは次のとおりです。
- プライベートメールと区別しやすい
- 相談者からの信頼度が増す
- 相談者に安心感を与えられる
- 完全オリジナルのアドレスが作れる
私も以前はgmailやYahoo!メールを使っていましたが、相談者から不安の声をいただく場面もあり、現在は独自ドメインを使っています。
「これは仕事用メール」と別に持った方が見やすく、使いやすいです。プライベートメールと混ざってしまい、大事なメールが埋もれる心配もありません。デジタル情報の整理整頓が苦手な人に特におすすめしたいです。
ドメイン費用も年間100~1,000円程度とあまりかかりません。サーバーも月額100~500円程度と安価です。私の場合は、ムームードメインとロリポップ(サーバー)を使っています。
5.有料版のZOOM
5つ目は「有料版のZOOM」です。1対1での相談が原則のため、無料版であっても問題はないです。ただし、次の場合には有料版があった方が安心です。
- 紹介でカウンセリング予約が入った
- カップルカウンセリングを行う
- ITが疎いとおっしゃる相談者とのカウンセリングをする
紹介が生まれる場合には、紹介者を交えてご挨拶をしたのちにカウンセリング(本題)に入ることもあり、無料版だと複数人は40分と制限があるため不便が生じます。通常は50~90分がメジャーのため、やや時間不足になる恐れがあるのです。
いったん退出してから入りなおしてもらう手もありますが、話の腰を折ることになるので有料版で時間制限を気にせず話したほうがいいでしょう。
さらにITが疎い方や通信環境が悪い方だと、複数の媒体から入室することになる事例もあります。実際に私もそのような事例にあたったこともあります。
なので、テレビ電話でのカウンセリングをするのなら、有料版を持っておいたほうが良いでしょう。月額2,200円で利用できます。
まとめ
いかがでしょうか。今回お伝えした内容は
- オンラインカウンセラ―とは?(定義・メリット・デメリットなど)
- 資格なしでオンラインカウンセラ―になる!たった1つの方法
- 働く上で絶対に揃えておきたい。5つのツールとセキュリティ
です。
臨床心理士・公認心理師の資格がなくても、がっかりする必要はありません。オンラインを使って、在宅カウンセリングを始めることは可能なのです。
エイドカウンセラースクールは、資格なし&未経験の方が、まず副業でカウンセラーになれるよう、オンラインでの相談に乗る方法や集客方法を講座内でお伝えしています。
最短1か月で、集客をして有料カウンセリングでき、副業カウンセラーデビューした受講生もいます。また、別の受講生も1か月で相談者から「聴いてもらえて楽になった」と感謝の声を頂けています。体験スクールはこちらからご覧ください。
あなたがいち早く、副業カウンセラーとしてお仕事できるように応援します。
【関連するブログ一覧】
- 相談系副業はカウンセラーだけ?5つの職業と最短で働く7つのコツ
- 副業でメールカウンセラーになる3つのコツ・初心者が陥りがちな罠
- カウンセラーは稼げる?副業の3つの始め方・初心者が陥る4つの罠
- 副業で相談に乗るには?在宅できる5つのカウンセリング方法
- カウンセラーに資格なしでなる!たった1つの方法とは
- 【最新版】エイド・カウンセラーのプレセミナー&説明会
コメント
COMMENT